イタリアのアーティストが生み出したユーモアでユニークな世界観を楽しもう！ Patrappa the trapper が面白い
漫画を見ているだけでも楽しい
今回ご紹介するのは、イタリアのアーティストでイラストや漫画などを公開している empi さんのウェブサイトです。
恐らく、今回のサイトは Patrappa という名前のキャラクターを題材にした作品の、専用スペシャルサイトという形なんだと思います。ピンク色の肌をした魚類っぽいような両生類っぽいような…… 不思議なキャラクターですがなんとも言えない愛嬌のあるキャラクターですよね。
サイト上では実際に彼が登場する漫画などが公開されています。
リンク：
面白い仕込みがいくつもある
今回のサイトでは、アングラな感じの BGM が絶えず流れており、これがまたサイトの雰囲気にマッチしていて面白いのでぜひ音声ありで閲覧することをおすすめします。
サイトが完全にロードされた後は、キャラクターがドンと画面上に現れるイントロ演出があり、続いて作品を閲覧できるモードのアイドル状態になります。
このとき、右側には作品の表紙イラストが置かれ、スクロールで作品を切り替えることができるようなインターフェースです。
独特なテイストの漫画（イラスト）のキャラクターをうまく 3D モデルへと立体化させていますよね。
漫画の中身は、言語がイタリア語なので正直なところ私にはほとんど読めないのですが……
イラストを見ているだけでも雰囲気はかなりしっかりつかめるんじゃないかなと思います。シンプルなコマ割りで結構読みやすいと思います。
ちなみに、漫画のページもスクロール操作で横方向に作品を読み進めていくことができるのですが、このときは慣性が掛かったようにイラストが歪むエフェクトが掛かっていますね。
その他にも、今回のサイトにはいろいろな面白い仕込がたくさんあります。
たとえば画面の左下にあるトグルスイッチではダークモードとライトモードを切り替えることができるのですが……
背景の色だけでなくキャラクターの 3D モデルも切り替わるようになっており、印象がガラッと変わります。
このあたりはかなり丁寧に作り込まれていますね。
その他にも、サイトを開いた状態で別のサイト（別タブ）に移動するとタブに表示されるタイトル部分が変化するなど、本当にいろんな小ネタが仕込んであってすごくユーモアなサイトだと思います。
見た目はキャラクターの表情なんかも含めてどことなくユルイ感じなんですが、作品の世界観を壊すことなく上手にウェブ上に再現できており、レベルの高い実装だと個人的には感じました。
イタリア語が読めたらもっと楽しめたのだろうな…… というのがちょっとだけ残念ですが、イラストを見ているだけでもかなり楽しめると思います。
ぜひチェックしてみてください。
