独自のコンセプトが色濃く現れたかなり変わったオリジナル EC サイト ARE YOU OKOK? が面白い
かなり独特な雰囲気のウェブサイト
今回ご紹介するのは ARE YOU OKOK? というちょっと変わったタイトルが付けられたウェブサイトです。About の記載内容を見て見ると、もしかしたらプロジェクトとしては正確には OKOK Meter というプロジェクト名なのかもしれないです。
こちらのサイトでは、いわゆるコンセプトアート的な意味を持つ WebGL 製の 3D インタラクティブデモと、それらに関連したオリジナルグッズなどを販売する EC サイトの機能が実装されています。
たぶんグッズを売ることが主たる目的というわけではなくて、今回のサイトの持つコンセプトというか、アート的・クリエイティブ的の文脈のほうがまず中心にあるのかな~ という感じがします。
リンク:
ギミック満載のオモチャをいじり倒す、そんな面白さ
今回のサイトでは、WebGL を使って 3D 的にモデルデータが描画されます。
描画されているオブジェクトは恐らく完全なオリジナルだと思うのですが、個性的なデザインの、一見すると何に使うのか想像できないような複雑な形状をしています。
なんらかの元となる(現実世界の)オブジェクトがあるのかなと想像できるタイプもありますが、発想がどこから来ているのかちょっとわからないものもありますね……
表示されているギミックは、トップページ上で一覧で並べられている状態では勝手にアニメーションしていますが……
それぞれに下層ページというか、専用の詳細ページが用意されています。
詳細ページのほうでは、対象となったオブジェクトのいろいろな箇所をクリックして操作することができるのですが、その多くはボタンやツマミといった、いわゆるスイッチの機構を持っていることが多いです。
どの部分が反応するのか、想像しながらクリックしていくと……
正しい手順で操作した場合に限り、レシートのようなものが印刷されるなど、状態に変化が表れるようになっています。
これはあくまでも、About を拙い読解力で読み解いた個人的な想像でしかないのですが……
いわゆるプログラミングの if-else 文のように、特定の条件を満たしているかどうかで状態が変化していく、そういう一連の動きや状態の変遷を、仮想の 3D オブジェクトを使って表現したのが今回のサイトなのかなという感じがします。
正しい順序で、正しくクリックしていった場合に限り、最後に然るべき結果が表れる。そういった一連の流れを楽しむのが、今回のサイトとの関わり方なのかなと個人的には思いました。
そして、このサイトを実装しているクリエイティブスタジオの名前は、その名も OKOK Services というんですよね。
彼らのスタジオとしての個性がそのまま顕現したような、そんなウェブサイトなのかなと感じます。
OKOK Services の公式サイトもシンプルな WebGL 実装のウェブサイトになっている。
今回のサイトは、いったいどういうふうに紹介するのが正解なのか、正直あまりよくわかりません。
言い訳がましく聞こえてしまうかもしれないですが、ときどき、どういうことを伝えんとして作られたサイトなのか、ぶっちゃけわからないときがあって…… 今回のサイトの場合も紹介すべきか(正しく説明することが難しそうだったので)ちょっと悩みました。
でもたぶん、今回のサイトはどちらかというとアート的というか、このコンセプトを自由に楽しむのが正しい楽しみ方なのかなという気もします。
ぜひチェックしてみてください。