まるでたくさんのフィルム写真が舞っているかのような見せ方がおもしろい Ariel Malka さんのポートフォリオ
見た目はシンプルだが独特な見せ方がおもしろい
今回ご紹介するのは、Ariel Malka さんという開発者・デザイナーさんのポートフォリオサイトです。
WebGL の実装としてはかなりシンプルな作りなのですが、こういう見せ方は結構珍しいと言いますか、かなり特徴的な演出だと思います。
下層ページのコンテンツ量も結構あるので、実際の見た目以上にボリュームがあります。
リンク:
うっすら掛かったフォグの効果がよい
今回のサイトの特徴としては、キービジュアルがそのまま各種コンテンツのサムネイルを兼ねていることが挙げられると思います。
スクロール操作を行うと対象のコンテンツが切り替わるようになっていて、スクロールしながら見た目がガンガン変化する様子はなかなか見ていて楽しいです。
画面の奥に行くほど少しだけ暗くなるようにフォグが掛かっていて、なんとも立体感と奥行き感があるビジュアルになっています。
画面の右側にあるアイコンをクリックしてやると、いまサムネイル表示されているコンテンツの下層ページに遷移します。
下層ページの方はどちらかというとドキュメント主体な感じで文章が多いですが、中にはプレビュー画面へのリンクが置かれていたりもするので、気になる場合は実際に動作する様子をチェックしたりもできます。
こちらの作者さん、イスラエルで活動されているということなんですが、なんというか空気感がよくある WebGL 実装と一味違っているものが多く、見ていて面白いです。
全体的な構成も、WebGL 製のキービジュアルも、いずれもすごくシンプルなのに、なんか個性的なものを感じる不思議なサイトです。
キービジュアル部分のフィルム写真が回っているような見た目も、ありそうで逆にあまり見たことがないというか……
なんかこういうのも全然ありだなと個人的には思ってしまうような、そんな雰囲気です。
モダンで洗練された感じとはまた違った魅力がありますよね。
今回のサイトは個人のポートフォリオサイトですが、コンテンツの量も多くて新しすぎず古すぎず、一種特徴的なデザインだなと思います。
原点回帰というと大袈裟なのですが、なんでもかんでも演出モリモリにすればよいわけじゃないよな~というのを思い出させてくれる、そんなポートフォリオサイトだなと個人的には感じました。
ぜひチェックしてみてください。