本が作られ読まれるまでのストーリーをタロットカードと組み合わせて表現した The Seqret Book
これをなんと表現したらいいのかわからない
今回ご紹介するのは The Seqret Book というウェブサイトです。
こちらのサイト、説明を読む限りは本をテーマにしたウェブサイトのようで、本が作られてから読まれるまでの様々な出来事を1つの作品としてウェブ上に表現したもののようです。
現在も、オフラインでの取り組みも含めてアップデートが続いている結構大きなプロジェクトらしく、今回のサイトはそのプロジェクトの一部でしかないみたいなのですが……
どこか絵本を読んでいるような感じでもありますし、幻想的な雰囲気のゲームをしているような感じもありますし、なんだかとても不思議なウェブサイトとなっています。
リンク:
サウンドはぜひ有効にしよう
今回のサイトでは、グラフィックスだけでなくサウンドにもすごくこだわって作られています。
優しいトーンの、幻想的な感じの効果音がたくさん使われていてサイトの雰囲気を演出する重要な要素になっています。
サイトを見るときは、ぜひサウンド有効で閲覧されることをおすすめします。
宇宙空間のような暗い世界のなかに、いくつかの星のようなオブジェクトが漂っており、これらの星の1つ1つがなんらかのタロットカードと紐づいています。
直接、星のような形をしたオブジェクトをクリックすることで接触することもできますし、画面の右側にあるメニューを経由してアクションを起こすこともできます。
使われているキーワードもなんだか絵本や絵物語を連想してしまうような感じのものが多く、英語がネイティブレベルじゃないとちょっと世界観を上手に掴むのが難しい部分もあるかもしれません。(わたしは英語ぜんぜん得意じゃないのでちょっと難しいと感じました)
タロットカードなどのオブジェクトは点の集合、つまりパーティクルの集合によって表現されています。
スクリーンショットではほとんど見えないと思いますが、背景の部分にも無数のパーティクルがあり、それによってうっすらと絵のようなものが描かれています。
オブジェクトが立体的に配置されるシーンはどれも神秘的、あるいは幻想的な雰囲気を持っていて、なんだかアート作品を美術館で鑑賞しているかのような、不思議な気分になってきます。
効果音の使われ方もおもしろい感じで、こういう雰囲気のゲームとか本当に実在しそうな感じもします。
出てくるオブジェクトはシンプルな幾何学形状やパーティクルだけなのですが、それらを上手に組み合わせて多彩な表現が行われていることに加え、そこに効果音が見事に合わさって1つの体験になっています。
コンテンツの量も見た目とは裏腹に大量に用意されており、日本語版があったらより楽しめたのだろうなと、ちょっと感じてしまいました。そんなジェラシーを感じるくらい、すごく魅力を感じるコンテンツになっています。
ぜひチェックしてみてください。