多くのゲームで利用されている Live2D が WebGL に対応し iPhone6 でも動作するように!

doxas : 2014-10-03 15:04:08

二次元での WebGL 利用の極致

Live2D は多くのゲームでの採用事例を持つ本格的な二次元グラフィックス用ソフトウェア群。Live2D というキーワードは社名にも採用されていますね。

Flash を利用したコンテンツや、スマートフォンアプリ、動画作成などで多数の実績を持つ同社のソフトウェアですが、iphone 6 の発売に合わせて WebGL にも対応したとのこと。

今回はそんな Live2D の WebGL 版デモページをご紹介します。

まるで感情があるかのような豊かな表情を見せる

冒頭のキャプチャ画像を見ると、ちょっと困ったような表情をした少女が映っています。

実際に動作するデモを見てもらえればわかりやすいのですが、この少女の見つめる視線の先は、常にマウスカーソルや、スマートフォンの傾きを検知して変化するようになっています。

また変化するのは視線だけではなく、その表情も嬉しそうな表情やびっくりした表情など、非常に多彩。

ただデモを眺めているだけでもすごく楽しいと思います。

マルチデバイス対応のステップアップ

同社のホームページでも詳しく触れられている通り、WebGL を採用することで、ブラウザというソフトウェアを介してあらゆるプラットフォーム上での動作が可能になることが今回の目玉。

Flash は iphone では動作しないし、ネイティブアプリであればもちろん各 OS ごとに別々のリリースを行わないといけない。その点 WebGL であれば、ブラウザを経由するものの、あらゆるプラットフォームで同一のリソースを共有できるというわけですね。

Live2D ユーザーは今後、ブラウザ向け実装で本格的な Live2D の利用が可能になったということであり、もちろん既存の資産も活用しやすくなったのではないでしょうか。

ドラゴンを用いたデモも同時公開中

これも静止画だとわかりにくいと思うけど、実際に動作しているものを見ると滑らかに動くドラゴンが実にリアル。もともとはただの静止画だとはとても思えない仕上がりになっています。

自分自身は Live2D を使ったことがないので、このようなコンテンツを制作するのにどの程度手間が掛かるのかはわかりませんが、見た目の美しさや動作の軽快さはまったく問題ないレベルだと感じます。

WebGL ならではの、インタラクティブかつリアルタイムな特性をうまく活かして、今後もパワーアップしていくのではないかなと感じさせてくれます。

今後は、WebGL の非常にパワフルな機能をどこまで引き出せるのかがポイントになりそうです。

リンク

Live2D、WebGL対応を発表 | Live2D

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