近い将来天気予報も WebGL に? 可能性を感じさせるオンライン WebGL 天気図サイト
世界中の天気の移り変わりをわかりやすく表示
今回ご紹介するのは、一見するとよくある WebGL 製の Globe っぽいですが……
実はこの地球儀の上に、ほぼリアルタイムな天気の様子をマッピングすることができるんですね。
風の状況、雨の状況、あるいは気温の状況など、様々な情報をグローブ上に表示したり切り替えたりすることができます。
WebGL ならではの高速描画
この天気図地球儀、アメリカの天気予測データをリアルタイムに解析して、それをもとに天気図などを描いているそうです。
恐らく、IP から地域を判別しているのだと思いますが、日本からアクセスすると最初から日本にアンカーが付いた状態で表示されました。
以下の画像は風の状態を三角形の矢印で表示している状態です。
若干わかりにくいかもしれませんが、パーティクルのように見える粒の一つ一つが矢印になっていて、なおかつ風速が高いところほど色が赤っぽい感じになっているのがわかりますね。
今まさに日本には台風が近づいてきていますが、その様子がばっちり描かれているのがわかります。WebGL ならではの高速な描画処理で、たくさんのパーティクルがまるで蠢くように動いています。
様々な天気情報をアニメーション
さらにこの天気ビューアのすごいところは、アニメーション機能を搭載していることでしょう。
画面の左下のほうには動画の再生ボタンのようなマークがあります。
これを押すと天気の移り変わりをアニメーションにして見ることが可能です。
上の画像は降雨量と気圧の等圧線を表示した状態です。
これもやはり気圧や雨雲の状態から台風が日本に近づいているのがよくわかります。
これを再生ボタンでアニメーションさせてみると……
さらに台風が日本に接近してしまった。
画面の下のほうにはプログレスバーのようなものが表示されており、その上には日本語で時刻も書かれているのでわかりやすいです。
アニメーションや表示情報の切り替えのほか、WebGL らしくマウス操作で地球を様々な角度から眺めたり、特定のロケーションにカメラを寄せたりといったことが可能な天気ビューア。
かなり完成度が高いのでご覧になってみてください。
なんだか近い将来、WebGL を利用してこういった新しい天気情報の発信が普通にブラウザで行われるのかもしれないなあと感じさせてくれるデモでした。
リンク:
World Weather Viewer ※サイトトップ
World Weather Viewer - Viewer ※グローブ直リンク