全てがあまりに高次元でまとめられた老舗クリエティブエージェンシー Resn のウェブサイトがすごすぎ!
どこにもつけいる隙はない
今回ご紹介するのは、とあるクリエイティブエージェンシーのウェブサイトです。
ドメインから察するに、ニュージーランドの企業なのでしょうか。サイトにある受賞歴を見ると、かなり有名な老舗エージェンシーなのだということがわかります。
彼らの作品はどれもかなり完成度も、そのセンスも高いものばかりです。もちろんその精神は、今回のサイトにも凝縮されてつめ込まれています。
独特なセンスの光る思わず無言になるすごさ
今回のサイトは、画面の中央に巨大なクリスタルのようなものが描かれたシーンを中心に、サイト全体が様々な表情を見せてくれる不思議な作品として作られています。
ページのロードが完了すると、ゆっくりと動くような感じでクリスタルが描画されているシーンになります。
この状態で画面内をクリックしたままホールドしておくと、画面の下のほうにゲージのようなものが表示され、同時に、なにかエネルギーが充填されているような効果音が鳴ります。
そして、一定時間そのままホールドし続けた状態で待っていると、突然一気にエネルギーが開放されるような感じでシーンが切り替わります。まずこの演出がすごいですね。
マウスボタンのホールド中は静止画ではわかりにくいですが、クリスタルには少し震えるような演出が加えられています。
画面が切り替わった後は、ホールドを解除してしまうと元のクリスタルのシーンに戻ってきてしまうので、切り替わった後のシーンを眺めたい場合はホールドしっぱなしにしておきましょう。
いずれのシーンも、何かしらインタラクティブな操作が行えるようになっており、同時に、独特なセンスで不思議な世界観を構築しています。
どんなシーンが飛び出してくるのかはランダムなので、思わずワクワクしながら何度も何度もホールドと解除を繰り返してしまいますね。
サイト全体に張り巡らされた細かな演出や、アニメーションなど、とにかく隅から隅まで全てにおいて抜かりがないというか……
とにかくこだわりがそこかしこに感じられるサイトになっています。
マウスのホールドで登場する数々のデモもすごいのですが、かといって他の場所にも一切の手抜きが感じられないすさまじい完成度になっていると思います。
彼らの手にかかれば、About ページでさえも不思議な透明感のある外観となり、まるで吸い込まれてしまいそうな美しさです。
私はこれまでに何度か「見た目は地味でも工夫次第で……」みたいな言い方をしたことがありましたが、このサイトの場合は、見た目の派手さや尖ったセンスはもちろんのこと、サウンド効果やインタラクションなどありとあらゆる工夫によって本当に付け入る隙が見つからないという感じに仕上げられています。
ウェブにおける表現の、現時点でのある種の究極を見た、というと大げさかもしれませんが、個人的にはそれほど衝撃的なサイトだと感じました。
WebGL の実装として見ても、非常に参考にできるところが多いと思います。
ぜひチェックしてみてください。