アメリカのアニメ専門チャンネル「アダルトスイム」の期間限定サイトにおもしろ WebGL デモが登場!
大手アニメ専門チャンネルの大人枠
今回ご紹介するのは、アメリカにあるアニメ専門チャンネルの、成人向けの放送時間帯である「アダルトスイム」のウェブサイトです。
私はテレビほとんど見ないのですが、スカパーなどで日本でも事業を展開しているカートゥーン ネットワークというアニメ専門チャンネルがあります。この、カートゥーンの大人向けコンテンツが配信される時間帯のことを「アダルトスイム(Adult Swim)」と呼ぶそうです。
映像だけでなく、音楽やゲームの分野にも手を広げているアダルトスイムの、音楽に関するページで WebGL が使われています。
期間限定でダウンロードできるサウンドデータ
今回のサイトは恐らく特設サイトなので、時間が経つと見られなくなってしまうと思います。
どういうページなのかというと、恐らく 2016 年にアダルトスイムから配信されているシングルタイトルを、視聴及びダウンロードできるサイトになっているようですね。
ウェブページ上では、一見するとポリゴンでもなく、かといって二次元のイメージデータでもなく、独特なペンキで描いたようなレンダリング結果を見ることができます。
背景の色、そして描画されるオブジェクトにインターフェースとなるパーツに至るまで、全てが単色のビビットなカラーリングで彩られています。
静止画ではわかりませんが、マウスカーソルを動かすことによって、このペンキで描かれたようなパーツのひとつひとつが少しだけ動き、二次元と三次元の間の子のような感じでシーンが作られています。
画面の中央やや右側にあるサークル状のアイコンには、再生されている音楽の波形データも描かれるようになっていて、とてもかっこいいですね。
公開されているシングルは記事の執筆時点では 4 つしかありませんが、これはもしかすると日が経つにつれて視聴できるタイトルが増えていくのかなと思わせる作りになっています。
それぞれのタイトルごとに、独特なカラーリングのコンセプトシーンを見ることができ、眺めているだけでも楽しいですね。
ホイールを操作してスクロールすると次々に楽曲を切り替えて視聴していくことができるようになっているのですが、ペンキのようなアート部分が霧がかき消えるような感じでフェードアウトしていく様子が、なんとも見事です。言葉ではちょっと説明しにくいのですけれど。
だんだん小さくなって消えていく感じ?
私はそもそもこのような大人向けの専用チャンネルを作っているアニメの配信メディアがあるという事実すら知らなかったのですが、音楽、ゲーム、そして映像とかなり手広く手掛けているんですね。
ウェブサイトは大人専門のチャンネルを主軸にしているサイトだけあって、ちょっと独特な、尖った感性を全面に押し出した内容という感じで、もしかすると人を選ぶコンテンツかもしれません。
WebGL の実装部分は、three.js を利用して 2.5D な感じの面白い表現を行っています。
気になる方は、ぜひチェックしてみてください。