音楽配信サービス Spotify とのアカウント連携も可能な WebGL ビューア Discover Explorer for Spotify
自分だけのお気に入りを三次元で眺める
今回ご紹介するのは、大手音楽配信サービスとして有名な Spotify と連携できる WebGL のビューアです。
Spotify は日本では知名度があまり高くありませんが、非常に巨大な音楽配信サービスで、Wikipedia によれば世界中のユーザー数は 1 億人を超えるそうです。すごいですね。
今回のデモは、この Spotify 上にある自分のライブラリをプレビューすることができるビューアとして機能するようになっています。
ランダムにタイトルを取得することも可能
Spotify のアカウントと連携できると言っても、そのアカウント登録そのものがされていない場合、今回のデモは意味がないのではと一瞬考えてしまいますね。
でも、その点は心配いりません。
画面が表示された直後のインフォメーションに、ランダムにタイトルを選ぶモードがありますので、そちらを選択すれば OK です。
ちなみに、三次元でのビューが表示される直前には、風景が揺らぐようなエフェクトが掛かっています。ほんの一瞬しか映らないですけど(笑)
ロードが完了してしまうと、ちょっと残念ですが、マウスカーソルの位置によってシーンが動くだけのやや単調な描画モードになります。
しかし、単調とは言っても、常にマウスカーソルとジャケットをマッピングしたポリゴンとの衝突判定を行っているようで、カーソルが上に乗っかっただけでサウンドが流れ始めるという驚きの挙動をします。
これ、ストリーミングでどんどんサウンドリソースを読み込んでいるのかな……だとしたらモバイルでは下手に開かないようにしたほうがいいかもしれません。
カーソルが乗ったところで自動的に楽曲の再生が始まる。
なお、このジャケットの上でそのままクリックすると、Spotify のサイトへ直接ジャンプすることが可能です。
ランダムでタイトルを読み込んで、マウスカーソルを動かしながらさくさくと冒頭部分を視聴しつつ、気に入ったタイトルがあれば Spotify で購入を検討する……というように、Spotify を活用している音楽好きのユーザーには非常に使いやすい形になっているのかなと感じます。
日本ではなかなかサービスを使っている人がいないのではないかなと思うので、現状はあまり活用されなさそうではありますけども。
Spotify は日本でも正式にサービス導入を期待する声が一定数あるようで、一応公式にも、準備が進められていることにはなっているみたいですね。
世界で 1 億人ものユーザーを抱える巨大な音楽配信サービスなので、もしそれが実現すれば一気に話題になるかもしれません。Sony Music も契約を結んでいるようなので、日本に上陸すれば一気にユーザーが増えたりするのかな?
Spotify は海賊版を撲滅することを目指しているようで、きちんとした契約を結んで正式に楽曲の提供を受けているそうですが、それでも、音楽配信の仕組みが CD などの売上に影響を与えるとして、何度か問題になったりもしているようです。
これからの時代にマッチしたサービスだと思いますので、いずれは日本にもやってくるでしょう。そのときには、今回ご紹介した WebGL デモも、活躍する日がくるかもしれないですね。
シンプルな実装ですが、ぜひチェックしてみてください。